本屋さんに行くと、最新の絵本が平積みされていて、
カラフルで刺激的で、面白そうとついつい手に取るのですが、
語彙が増え、日本語の面白さが分かり始めたtaroに、むかしばなしの良さを感じてもらえるかなと、
毎日の寝る前の読み聞かせに、むかしばなしを入れるようにしてみた。
今、taroがハマっているのは、三枚のおふだ。
いろんな出版社からいろんな絵柄の三枚のおふだの絵本が出ている中、
私が選んだのは、白黒の版画の、一切可愛さの無い、落ち着いた絵本。
読み始めると、暴れていても一気に落ち着き、静かに聞き始めるtaro。
山姥から逃げるシーンに入ると、
taroも小僧さんと一緒にハラハラしたり、興奮したり。
まさに手に汗握って聞いている。
山姥を倒して、「おしまい」と言うと、
ほっと息を吐いて、満足そうな顔をするtaro。
次の日も、次の日も。
お話を覚えたことで、
安心してちょっとした怖さとドキドキを楽しんでいる。
長いお話はまだ飽きてしまうjiroも、不思議と静かに真剣に最後まで聞いている。
古典ってすごいなあって改めて感じる今日この頃。